景気循環と投資信託の買い方②私の現時点での答え
こんにちは!
時々B型ママです。
前回、景気は変動する、という話を経済学の基本的な教科書を見て確認しました。
それでは、この景気循環に沿って、どのような金融商品を買うと良いのか、現時点での私の悩みとひとまずの答えをまとめてみたいと思います。
株式と債券のポートフォリオ
さて、現在NISAを始めるにあたって、私が悩んでいるのは、株式と債券の割合をどのようにするか、です。
初めて投資をするし、つみたてNISA内で投資をするので運用額が少ないため、株100%にしたら良いかな?
と思ってみたり、
いや、でもリターンばかりじゃなく、リスクを減らすことも考えないと、
かの投資家レイ・ダリオも今の米国株式市場から資金を引き揚げているし(でも彼の場合は巨額の運用資金のため、私とは置かれている環境が全く違いますが^^;)
とぐるぐるしています。
ちなみに、こちらがレイ・ダリオの全天候型ポートフォリオです。
出展:The End of the Bull Market • Ray Dalio | Tony Robbins
前者の株式100%のポートフォリオの話はよく著名な株ブログでも見かけます。
それを読むと、「やっぱり債券必要ないよね!これから投資始めるから小額だし!」と思います。
しかし、株式と債券は負の相関があるので、リスクのことを考えたら両方組み入れた方がいいような気もします。でもリターンのことを考えると躊躇してしまう・・・
とウダウダ考えていたら、今日、私の疑問をすっきり解消してくれるブログに出会ったのです!!!
それがこちらです。
株価下落に備える長期債(TLT/TMF)という守護神〜そこにまだ加護のあるうちに<前編> – EVEREST
もう大ファンになりました。
こうやって説明して欲しかったんですよ!!!
まさに、株式と債券の相関がマイナスであることで、リスクヘッジを行うというものです。
株式と債券って同時に値下がりすることも、同時に値上がりすることもまずないですもんね。
景気循環と資金の流れ
この本の中に、景気循環に沿った資金の流れとオススメの買い方が書かれていたのでご紹介します。
こちらの本によると、景気循環を
①景気回復初期 → ②景気回復末期(この最後に景気のピークが来ます)→③景気後退初期→④景気後退末期(この最後に景気の底が来ます)
の4つのサイクルに分けて説明しています。
ちなみに、2016年1月の日本経済は①景気回復初期に当たるとのこと。
まさに日銀が金融緩和を行っており、アベノミクスの効果もあって、低金利ですし、さらに金融緩和が続けられることが発表されました(フォワードガイダンス)。
今日の日経新聞にも載っていましたが2018年8月現在、不動産にも資金が流入しているとのこと。
日本は①景気回復初期から②景気回復末期に向かっているところと考えられますね。
景気回復末期に買うべき金融商品
さて、この本の面白いところは、4つの景気変動の時期によって購入する金融商品の重み付けを変えるところです。
例えば、②景気回復末期から③景気後退初期にかけては、「国内債券」の買い時であると言われています。
一方、国内の株式については、④景気後退末期から①景気回復初期にかけてが買い時であると。
さて、アメリカの経済はどのような位置にいるでしょうか。
2016年1月の時点では①景気回復末期の初めにいました。
おそらく、現在も引き続き景気回復末期にいると思われます。
この①景気回復末期のタイミングから①景気後退初期にかけては先進国債券の買い時であるようです。
逆に、先進国株式は、その反対の④景気後退末期から①景気回復初期が買い時であるとのことです。従って、今はあまり重点を置かないほうが良いという考えのようです。
もちろん、積立投資なので、先進国株式をバッサリ売ってしまうのではなく、コツコツ投資するのには変わりないが、資金をどさっと投入する時期ではない、ということかなと解釈しています。
まとめ
これらのことからまとめますと、やはり株式60: 債券40くらいから始めてみようかなぁと思っているところです。レイ・ダリオさんよりは株式の割合が高めですが^^;
今まで、なんとなくは知っていましたが、everestさんのブログを始めいろいろな人のブログを読んだり、本や新聞の情報に触れ、自分がいかに経済の大きな流れを見ていなかったのかと思いました。
もちろん、景気循環のタイミング(いつ、次の景気後退が起こるのか?)なんてものは読めるわけがないのですが、それでも得られる情報からリスクを減らしリターンを高めるよう合理的な選択をすることはできるんじゃないかな、と思った次第です。
今日も読んでくださりありがとうございました。
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