週明けはどうなる?【為替】円高ドル安
こんにちは!
最近乱高下が激しい為替市場ですが、
先週は1ドル107円までいきましたね。
年明けからの貿易戦争の懸念やアメリカの長期金利上昇が見込まれ、一時は104円になったこともありましたが、ここ1,2週間は105〜107円あたりをうろうろしています。
我が家の戦略としては100円切ったらある程度の額を米ドルにしようということになっています。
今回、104円まできた時に、
これはそろそろドル転?と
期待したのですが、
先週にはドルが107円半ばまで上がりましたので
(1つのドルを買うのに104円で買えてたのが107円になってしまって、高くなったなぁ=ドル高・円安です)
少し様子見です。
FXされてる方はこういう値動きが激しい場面だと結構売買されてるのかもしれませんね。
我が家はFXなどの信用取引やレバレッジが効いた株の売買はまだまだ不勉強のためやらない方針です。
で、今日4/9今週が始まりました。
新学期ということで、日本株式市場も穏やかな様子になるでしょう。
米中貿易摩擦の懸念も、米中両国で関税をかける猶予期間を設けたりとお互い落とし所を探っているようです。
それを受けまして、しばらくは為替相場の混乱も落ち着きそうですね。
しかし、今週15日前後にはアメリカ財務省による為替報告書の発表があります。
もしかすると、
- 日本はアメリカに対して貿易黒字が大きい
- 日本円、安すぎ
とトランプ大統領に言われる可能性もなきにしもあらずです。
日本は様々な国と貿易をしていますが、輸出先として一番大きな取引をしているのはアメリカです。
アメリカの輸出先として大きな取引をしているのはカナダやメキシコで、日本は四番目です。
日本からアメリカに輸出する品物としては自動車が最も多く、その次に原子炉などの原子力発電関係のもの、電気機器や精密機械を輸出しています。
輸出が多い国は貿易黒字になります。
そして、それを受ける相手は貿易赤字になります。
輸出が多い国にとって、円高になる、言い換えると自国通貨の価値が高くなるのは不利になります。
なぜでしょうか?
日本円で一台100万円の車をアメリカに輸出することを考えます。
アメリカの人はこの車を何ドル払って手に入れるでしょうか?
1ドル120円のときは100万円➗120円=8700ドルでアメリカの人は買うことができました。
しかし、1ドル120円から1ドル100円に円高ドル安になると、同じ一台100万円の日本車をアメリカの人が買う場合には、100万円➗100円=1万ドルかかるようになってしまいました。
この間まで8700ドルで買えてたのに、円高ドル安になったために1万ドルもかかるようになっちゃったら、アメリカの人どうでしょう?
買うのを控えますよね?
それで、日本車はアメリカで需要が下がってしまい、輸出している日本としては車が売れないので不利になる、という仕組みです。
ここ数年、1ドル110円以上とかなり円安が進んでいまして、
貿易国の日本には有利な条件が続いていました。
しかし、先ほど述べたように、トランプ大統領の貿易政策・保護主義の矛先が日本に向けられることになるとまた為替相場は円高ドル安に動きそうですので、注視していきたいと思います。
それでは今週も良い一週間をお過ごしください♪