日米の景気拡大は続く?伊藤教授の意見
こんにちは!
今日の日経平均株価は反発し、前日比26円66銭(0.12%)高の2万1803円95銭で終えています。
適温相場終わっちゃったのかな?
みなさんご存知の通り、
昨年は日米の株式市場は好景気と低利子率が並存する「適温相場」でした。
適温相場とは
景気が回復する一方で、金融緩和策も継続されるなど、相場が様々な要因を受けて程よい状態に保たれていること(野村證券より)
今年に入りいくつかの調整がありながら、ここ数日は上がったり下がったりですね。
前回、iDeCoをはじめます!
と書きました。
そんな我が家、
長期投資といえどもやはり気になるのは
このタイミングで投資を始めていいのか?
というところです。
そこで、専門家の意見を(テレビで)注意深く聴いている私です^^;
「日米の景気拡大について」識者の意見は?
現在の日本の景気拡大は2012年12月に始まったもので、
来年1月まで続けば、最長の景気拡大期間になります。
一つ前の景気拡大局面は2002年8月〜2008年8月でした。
(とはいえ、景気が良かった印象はないですなぁ。今の方が感覚としては景気拡大していて、ベアアップのニュースがあるように賃金にも反映されてきたのかなと思います)
さて、現在の景気拡大は来年1月まで続くでしょうか?
2018/3/12のモーニングサテライトでは、
コメンテーターとしてご出演されていました。
気になる方はこちらをどうぞ。
日銀の新人事
伊藤教授は今後の日米の景気拡大について、以下のように解説していました。
まず、日銀の新しい人事に言及し、黒田さんが再任されること、副総裁がリフレ派の中曽さん、岩田さんから、引き続きリフレ派の雨宮さん、若田部さんになったということ。
これは、現在の金融緩和の路線が継続されるだろうとのこと。
ちなみにリフレ派とは積極的な金融緩和と財政政策を進める立場で、
ここ数年の日銀の立場はリフレ派です。
通常、長らく景気拡大が続くと、余裕がなくなって供給余力を食い尽くします。
そこで、インフレが起きて、中央銀行がブレーキを踏んで不況に突入する、というサイクルがあります。
現在の日本は、労働不足が続き、賃金の引き上げも春闘のベースアップで達成されるようですが、やはりインフレの傾向がないということで、日銀はまだまだ金融緩和の継続姿勢を崩さないでしょうね。
消費税増税の効果は限定的!?
さらに、10月の消費税増税を乗り越えれば、景気拡大は2020年まで続くでしょう、との意見が伊藤教授からは出ました。
というのも、
前回の消費税引き上げは5%から8%へと3%の引き上げでしたが、今回は2%の引き上げです。
さらに軽減税率が適用されるので、実質1.5%くらいの引き上げと考えられます。
したがって、今回の消費税増税で景気を冷やす効果は前回の半分程度になるでしょう。
しかも、消費税増税による税収増加分を借金の返済ではなく、幼児教育無償化などの使う方に振り分けるので、景気を冷やす効果はその点でも大きくはならないと伊藤教授はおっしゃっていました。
したがって、伊藤教授によると、景気拡大はオリンピックまでは続くのではないでしょうか、とのことです。
アメリカの景気拡大は続くか?
一方、アメリカの景気拡大は続くでしょうか?
現在の景気拡大は2009年7月から始まり、来年7月まで続くと最長となる見通しです。
伊藤教授によると、現在のトランプ政権が掲げている法人税減税の効果がどれくらい効いてくるかによるとのこと。
インフレ率が高くなると中央銀行は金利を上げてブレーキを踏むので、どっちが強いかによります。
まとめ
日本もアメリカも景気拡大が続くだろうというのが伊藤教授の見立てでした。
それでは、今宵も良い夜を・・・♪